みみずくは黄昏に飛び立つ 村上春樹・川上未映子
ないげなく本屋さんで出会ったこの本!
このタイトルになんじゃいと思いながら表紙を読みと、、
作家村上春樹に作家川上未映子がインタビュー!
これは読まずにはいられないっというわけで、読みました(まあ、当然だよねー)。
どうやら川上未映子さんインタビューが初めてらしい、、、
川上さんは作家になるずっと前10代の頃から村上春樹さんの作品を読み影響を受けて来たらしい。。
奇しくも、作家デビュー年齢が同じ30歳。
期待膨らみますね。。
さてどんな内容だったかというと、
村上春樹の長年の読者で作家(天才)がインタビューするとこうなるのかっていう。。
面白さ、意外性、驚愕、発見の連続!
天才と天才の融合かなあ〜、、、
第一章の前「はじめに」にこういう文章があるんです。
「今の自分がききたいことをききたいだけ、きけばいいのだ。村上さんの井戸をうえから覗き込んであれこれ想像するのではなく、入ってしまえばいいのだ。そしてもし可能なら、村上さんと一緒に。」
おー、井戸に一緒に入る、さすが作家さんではないかとこの表現が気にいるわたし!
この本は、第一章から第四章まで4回分のインタビューが書かれてますが、村上春樹さんが楽しんでいる(もちろん川上未映子さんも)
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これがすごいんです、村上春樹さんは作家との対談があまり好きではなく、どうやらインタビューや対談でイヤな思いをしたことがあるそーなのです。
読み終えて、、この本は村上春樹作品の水先案内人のようなもの。。
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これじゃわかんないという言葉が聞こえてきそーです(笑い)
村上春樹の小説の書き方、書くペース、あの世界観はどこから来ているのか、作家としてのアイデンテティ、文壇との距離感や考え方が解き明かされるといえば少しはわかるかも、、
村上春樹の「マジックタッチ」「壁抜け」「物事を深くくぐらせる」もわかりますよ(笑い)
村上春樹ファン、川上未映子ファンならず読書好きには、かなりオススメ!
ベストセラー「騎士団長殺し」を書いたあとが第二章から第四章なので、「騎士団長殺し」についても川上未映子さん鋭く切り込んでいますよ。。
それにしても「騎士団長殺し」が突然降りてくってどんな頭の中をしてるんだろーか村上春樹さんは?
さてハルキストのわたしは、川上未映子さんの作品を読んでみよ^^
(読んだことないんです、汗。今回のインタビューから興味があ、、)
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内容紹介
ただのインタビューではあらない。『騎士団長殺し』の誕生秘話、創作の極意、少年期の記憶、フェミニズム的疑問、名声と日常、 そして死後のこと……。誰もが知りたくて訊けなかったことを、誰よりも鮮烈な言葉で引き出した貴重な記録。11時間、25万字 におよぶ、「作家✕作家」の金字塔的インタビュー。
芥川賞作家にして、少女時代からの熱心な愛読者が、村上春樹のすべてを訊き尽くす。騎士団長とイデアの関係は?比喩はどうやって思いつく?新作が何十万人に読まれる気分は?見返したい批評家はいる?誰もが知りたくて訊けなかったこと、その意外な素顔を、鮮烈な言葉で引き出す。11時間、25万字の金字塔的インタビュー。
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