コーチングに効果が出る理由と効果が出ない意外な理由とは
コーチがスキルを使えばコーチングに効果が出るわけでなく機能するには理由があります。
コーチングに効果・成果が出るためには、クライアントが素直に思ったこと、感じたことを話してくれることが不可欠です、そのためには次の要素が必要だと私は考えています。
安心して話せる環境があること

周囲に話しを聞かれる心配がない、話したことが漏れないという守秘義務を守ることが大切です。
もし話した相手がどこかでしゃべるかもしれない、この話しが聞かれるかもしれないと思っていたら本音で安心して話すことはできないものです。
コーチングが機能するには、安心安全な環境を用意されていること!
コーチとクライアントが信頼関係で結ばれていること

私たちは、信頼していない人に対して本音で話すことはありません、コーチとクライアントの間に信頼関係(ラポール)があることが重要です。
あなたがもし信頼していない上司に、「本当のことを話してくれ」と言われたら話すでしょうか?
答えはNOですよね。
信頼関係を築くこともコーチングが機能するためには大切な要素の一つなのです^^
この信頼関係がないとコーチがどんなスキルを使っても成果は期待できません。
コーチ自身がクライアントが達成できる方だと信じる能力を持っていること

コーチがこのクライアントには目標が達成できると信じていなくては、教える、アドバイス、提案をしてしまいます。クライアントの自発的行動を阻害要因になります。
コーチングの成果はクライアントの自発的行動によって生まれます!
コーチ自身がクライアントが最大の成果を取れるようなコーチとしての土台が確立されていること

コーチといっても完璧ではありません、クライアントからどんな話しが出てきても動揺することないよう日頃からの自己研鑽が求められます。
銀座コーチングスクールでは、土台のことを「自己基盤」と呼んでいます。
人間力と言った方がわかりやすいかもしれません。
コーチはスキルの土台、人間力が求められるのです!
コーチが完璧な人間というわけではもちろんありません(あたりまえですが笑)
あくまで努力をしているということです。
コーチングに効果が出ない時

コーチングは万能ではありませんコーチングより適切なこと、ティーチング、カウンセリング、コンサルが良い場合もあります。
新入社員や子どもにはティーチング(教えること)が必要で有効な場合があります。
また、火事の現場で実際に燃えている場合はコーチングよりも指示命令が適切です。
部下にコーチングしている場合ではありませんね。
よく耳にするのは、上司がコーチングの研修に行ってから変な質問をして困るということ。こちらを自分が望む答えに誘導するようにコーチング使うというパターンです。
この原因は、上司のコーチングスキルが未熟だということもありますが、コーチングの基本相手の味方であることがすっかり抜け落ちていることにあります。
これは1日ぐらいの研修で決して身につくものではないのです。
またプロコーチと名乗っている方でも、この部分が未熟な方もいらっしゃいますのでコーチ選びには注意が必要です。
次のページでは、
「コーチングはどう進んでいくのか、期間はどのくらいなのか、費用はどのくらいかかるのか」
を一緒に学んでおきましょう。
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