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【随時更新】小説歴35年わたしが教える、感動するオススメ傑作小説131選

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【随時更新】小説歴35年わたしが教える、感動するオススメ傑作小説131選

わたしが本好きになったのは、幼少のころ母が毎日夜寝る前に本を読んでくれたことが始まり(^^)
これは本当に感謝!

母は、本が嫌いだったので息子には、「本が好きになって欲しくて読んだ」と言っていました。
本人は嫌いだったのに大変だったんだろーなあ!

そのおかげもあってわたしは本が大好きになって、本が手元にない時は無いという日々。

わたしは、本はわずか1500円ほどで行ったことの無い世界、あじ合うことのできない体験をすることができるものだと思っています。とても安い娯楽とも言えますね。

わたしが今まで読んだで、感動する傑作小説をここで紹介したいと思います。

何か興味が持てるものがあったらあなたも是非読んでみてくださいね、、、、

本を読んでみようと思った時に、さて何を読もうかと迷うことはありませんか?
そんな時に参考にしてくれると幸いです(^^)

あまりメジャーではない作品や少し古い作品を中心にご紹介、、
(もちろん新しい作品、ベストセラーもありますけど)

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オススメ傑作社会・経済小説42選
私が今まで読んだ社会・経済小説の中でオススメ傑作の作品をご紹介します。

フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

マイケル ルイス (著), Michael Lewis (原著), 渡会 圭子 (翻訳), 東江 一紀 (翻訳)

これは凄い本。
2008年のリーマンショックで、ウォールストリートは規制が強化され健全になった、と信じられてきたが、その規制と民主化によって逆に、市場は、本当のイカサマ市場になってしまった、ということを白日の元にさらした本だ。
証券市場の民主化によってニューヨーク証券取引所とNasdaq以外の証券取引所が乱立するようになった2009年ぐらいから、ディーラーたちは不思議な現象に悩まされる。コンピュータスクリーンが映し出す各証券市場の売値と買値で取引しようとすると、ふっと売り物や買い物が消えてしまうのだ。その値が消えて、買う場合だったらば、必ずそれより高い値で、売る場合だったらばそれより低い値で取引が成立してしまう。
ウォール・ストリートの二軍投資銀行に務めるブラッド・カツヤマは、ドンキホーテのように、単身調査に乗り出す。
するとそこには、私たちの注文を10億分の1秒の差で先回りしていく超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」の姿があったのだ。
取引所も、SECも大手投資銀行もすべてぐる。簒奪されるのは、善良な一般投資家。

株取引を全くやったことがない、株式市場は今現在人の手ではなく、コンピュータで行われているそのくらいの知識しかないが衝撃をもったこの作品、ここに書かれていることは実際とは違うかもしれませんが、投資の世界を垣間見ることができる息つく間もない作品です。株式投資をやっている方ばかりでなく、株って何?っていうあなたにもオススメです。

異端の大義 (上)

楡 周平 (著)

総合家電メーカーのガリバー東洋電器産業を見舞った未曾有の不況。カリフォルニアから東京、さらに東北―リストラの嵐に翻弄される、同族企業の「異分子」高見龍平の数奇な運命の行方は。今日の日本を予見した、大河経済小説。

モデルはどうやら今はもうない三洋電機のようです。大企業の裏側の一部がよくわかる、リストラ、左遷、縁故、解雇、嫉妬、恨み、正義、信頼、信念それぞれが複雑に絡みあう人間模様が引き込まれます。

異端の大義 (下)

楡 周平 (著)

リストラと新人事政策の失敗が招いた人材流出。崩壊寸前の東洋電器産業で、同族経営陣はなお保身に走る。その先に待つものは…。東京から北京、ニューヨーク。食う者と食われる者の間で、高見龍平は揺れる。大河経済小説、

しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+α文庫)

清武 英利 (著)

負け戦のときに、最後列で敵を迎え撃つ者たちを「しんがり」と言います。戦場に最後まで残って味方の退却を助けるのです。
四大証券の一角を占める山一證券が自主廃業を発表したのは、1997年11月のことでした。店頭には「カネを、株券を返せ」と顧客が殺到し、社員たちは雪崩を打って再就職へと走り始めます。
その中で、会社に踏み留まって経営破綻の原因を追究し、清算業務に就いた一群の社員がいました。彼らの一部は給与も出ないまま、「しんがり」を買って出て、無一文に近い状態になっています。この中心にいたのは、会社幹部に裏切られながら業務の監査をしていた人間たちで、証券会社では「カネを稼がない、場末の連中」と陰口を叩かれていた人々でした。・・・
山一證券の破綻を、記者会見で号泣した社長の姿とともに記憶している方も多いことでしょう。「社員は悪くありませんから!」という絶叫でした。
社長までが泣く、その大混乱にあって、「しんがり」の彼らはなぜ筋を通そうとしたのでしょうか。逆襲なのでしょうか、意地でしょうか、優しさなのでしょうか。
山一が消えたあとも、彼らは不器用な人生を送っています。しかし、決して不幸ではないと言います。「会社の破綻なんて人生の通過点に過ぎないよ」「潰れたって、何とかなるんだ」と。
一生懸命生きていれば、きっと誰かが見ていてくれる。――そんな彼らのメッセージは、どんな会社が潰れても不思議のない、リスク多き時代を生きる人々の励ましとなるのではないでしょうか。

山一證券破綻の記者会見は、今だに忘れることはできません。そう号泣した社長の姿ですね。そこに至るまでどんなことがあったのかという思いが私の中にあったことをまた事実です。その過程を「しんがり」という言葉で表現するとは、「うまい!」の一言。山一證券破綻の裏側をあなたもご覧になって見てはいかがでしょうか。

巨額粉飾 (新潮文庫)

嶋田 賢三郎 (著)

名門トウボウは紡績から身を起こし、化粧品事業で世に知られる。だが長年にわたる粉飾決算のため、その屋台骨は蝕まれていた。常務取締役・番匠啓介の孤軍奮闘も虚しく、トウボウはその両翼をもがれてしまう。やがて、彼は東京地検特捜部にある疑惑を抱かれ──。経済界を揺るがせた企業崩壊、その渦中にいた者にしか描きえなかった、迫真の人間ドラマ。

トウボウという紡績会社といえば、カネボウと想像はつきます。あの名門の破綻には衝撃を覚えました。こんなことを始めないこともですが、誰もが止めることができない、これが企業にいる人間というものなのか、とすればこれからも無くならないのか?そんな疑問は読み終えたあとでも残っています。

広報室沈黙す (文春文庫)

高杉 良 (著)

派閥抗争、内部リーク、人材潰し…。苦悩、難渋する中間管理職。実在する名門損保に材を取った極めて衝撃的な内容。だが、同じことがあなたの会社で起こっても不思議ではない。

この小説は、某大きな損害保険会社の話、あの大きなスカート付きのビルでこんなことがあったのか、とびっくりしたそんな内容。企業は大きくても、構成しているのは人間、変わらないんだな~という気持ちにもなりました。

異端児たちの決断 日立製作所 川村改革の2000日

小板橋 太郎 (著)

本書は製造業の巨大コングロマリット、日立製作所の再生の物語です。
1990年後半以降、事業構造の転換にとまどった日立は低空飛行を続けました。
そして、訪れたリーマンショックの痛撃。世界的な需要減によって日立は存亡の危機に直面しました。
その時に次の執行役会長兼社長に指名されたのは、企業を渡り歩くプロ経営者でも、若手幹部でもなく、
既に本体の経営を外れ、グループ会社の会長を務めていた69歳の元副社長、川村隆氏です。同時期にトヨタ自動車の豊田章男氏が52歳で社長に就任するなど、経済界では経営陣の若返りが進んでいました。
しかも、川村氏の脇を固める副社長も、同じくグループ会社や海外子会社の社長に“上がった” 面々です。
そんな若返りに逆行するような人事に、市場やマスコミは懐疑の目を注ぎましたが、川村氏が率いる経営チームはしがらみの中で実行できなかった経営改革を次々と断行、2014年3月期における過去最高益の礎を築きました。
本流から外れた人々が沈みゆく巨艦の舵を取ることになったのはなぜか。
そして、なぜ誰もが成し遂げられなかった経営改革を実現することができたのか――。
その謎に、日経新聞産業部記者として長年、日立製作所や日本の製造業を見てきた著者が迫りました。
日立製作所を舞台とした経営改革の軌跡をぜひお読みください。

あの巨大企業日立製作所を立て直す過程を是非ご覧になってください。川村さんのエネルギーと純粋な思いに感動させられます。

夕あり朝あり (新潮文庫)

三浦 綾子 (著)

8カ月で生母と別れ、5歳で養子となった五十嵐健治は、一攫千金を夢見て16歳で家を出た。日清戦争の軍夫、北海道のタコ部屋暮らし、三越百貨店の宮中係と、波瀾万丈の道を歩んだ彼は、キリスト教信仰に目覚め、人の垢を洗うクリーニング業に辿り着く。日本初のドライ・クリーニングの開発、戦時中の宗教弾圧との闘い。熱烈な信仰に貫かれた、クリーニングの「白洋舎」創業者の生涯。

なんでも誰かが発明・発見しなければ私たちが使うことはできないものです。
普段当たり前に使っている「ドライクリーニング」そのクリーニングの誕生を知ることができます。私はこれを読んで後、「クリーニング」がありがたくなりました。

燃ゆるとき

高杉 良 (著)

「僕の自慢は社員です」──東洋水産の創業者・森和夫は胸をはった。築地魚市場の片隅に興した会社が、今や“赤いきつね”のCMで有名な一部上場の大企業に育った。燃えるようなチャレンジ精神で、商社の横暴、特許抗争を勝ちぬいた。財テクに走らず実業のロマンを追求した経営者のすべてを描く実名経済小説。

マルちゃんであなたもご存知の東洋水産の魅力がよくわかります。これを読んだら、赤いきつね、緑のたぬきなどがより身近に感じられるようになりました。

小説ザ・外資 (講談社文庫)

高杉良 (著)

東邦長期信用銀行を辞め、外資系金融機関に飛び込んだ西田健雄は信じられない不正の数々を目の当たりにする。合併の大型案件で他人のアイデアを横取りするのは序の口、違法なリベートや詐欺的商法まで横行する。強大な力の前には不良債権に喘ぐ邦銀などひとたまりもなく――。圧倒的な迫力が光る経済小説!

外資に勤めたことにない私には、外資のえげつなさが驚愕でした、小説とはいえ、著者の高杉さんは色々な方から取材して書かれているのでリアリティーが感じられます。

挑戦 巨大外資(上) (講談社文庫)

高杉 良 (著)

外資系企業で30年にわたって6代のCEOを支えつづけ、「奇蹟のCFO(最高財務責任者)」と呼ばれた男。
卓越した財務手腕と人間関係の信頼は国境を越えた。
並外れた日本人経理マンと思慮深き外資系企業トップの類い稀な絆。
米大手製薬会社ワーナー・パーク社の日本法人に30代前半にして経理本部長としてスカウトされた香山岑之(かやまみねゆき)は、社全体を把握するコントローラーとして卓越した手腕を発揮して本社からも絶大な信頼を獲得する。しかし、その裏では彼の追い落としを図る陰謀が待ち受け、欲望渦巻く人事抗争に立ち向かうことに。

これも外資の会社が舞台の小説。実力ばかりではなく、社内政治に長けていることが外資で出世していくことが必要だと痛感させられたこの本。背筋が寒くなる感覚がありました。

挑戦 巨大外資(下)(講談社文庫)

高杉 良 (著)

香山の厳正な財務手腕によって世界各地の現地法人の中でも高い評価を得るようになった日本ワーナー・パーク社。不当な降格を堪え忍んでトップに返り咲いたメル・グッツが確固たる経営基盤を築き上げたかに見えた本社も、交代した新CEOの野心ゆえに提携先だったライザー社から敵対的買収を仕掛けられる!

上記の下巻。結末が気になって仕方がありません。ぜひ読んでみてください。

交渉術 (文春文庫)

佐藤 優 (著)

外交官として北方領土交渉の第一線で活躍した著者が、実体験をもとにインテリジェンスの技法を明かす。各国のスパイが繰り広げるカネやセックスを用いた交渉術、霞が関官僚と政治家の交渉術、国家間の交渉に臨む首相や大統領の孤独―メモワールとして読んで面白く、ビジネスマンの実用書としても役に立つ、第一級の教科書。

元外交官の著者が書いた交渉術の本。読み物として楽しみながら交渉術について学べます。

モサド前長官の証言「暗闇に身をおいて」

エフライム・ハレヴィ (著), 河野 純治 (翻訳)

イスラエルの諜報機関モサドに身を置いた筆者の回顧録である。

あなたは、「モサド」ご存知ですが、モサドとは、イスラエルの諜報機関で、諜報機関としては世界最強と言われています。諜報機関とは何?と思いますね、簡単に言うとスパイ組織ですね。日本にいるとスパイって小説の中でしたか見ることはありません。この本を読むとスパイは現実に存在している、そしてこの「モサド」がイスラエルを支えていることがよくわかります。世界のスパイ読んでみませんか?

新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

真山仁 (著)

 

バブル崩壊から15年余り。「失われた10年」を経てもなお、日本を覆う混沌の闇が晴れる気配はない。ただ一つ、誰もが知っているのは、このままでは日本は確実に死に絶えていくということだけ。そして、グローバルスタンダードの名の下、外国資本が雪崩を打って日本に来襲。日本の命運を大きく左右するまでに至っている。ある人は、彼らを“救世主”と歓迎し、ある人は、彼らを“悪魔”と怖れる。彼らの名は、「ハゲタカ」。傾き始めた企業に死の臭いをかぎつけ、彼らの債権や株を安く買い漁ると、一気に買収へと乗り出す神出鬼没の集団。銀行では、再生不可能な企業を僅か5年足らずで蘇らせ、何処へともなく飛び去っていく。彼らにとって大切なことは、ただ一つ。「安く買って、高く売る」こと。彼らが飛び立った後には、時に屍の山が残り、時に見まごうばかりの光り輝く企業が出現する。果たして「ハゲタカ」とは、何者なのか。情け容赦なく利益を吸い取るただの略奪者なのか。それとも、日本に奇跡の復活を遂げさせてくれる白馬の騎士なのか―。

ハゲタカといえば、外資と連想されます。情け容赦なく利益を吸い取るというイメージも私は持っています。果たして本当にそうなのか?そんな疑問を持って読み始めましたが、引き込まれる引き込まれる(^^)

新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)

真山仁 (著)

オススメ傑作エンターテイメント小説24選

私が今まで読んだエンターテイメント小説の中でオススメの作品をご紹介します。

赤めだか (扶桑社文庫)

立川 談春 (著)

~談春さんは 談志さんが残した最高傑作~――ビートたけし
17歳で天才落語家・立川談志に入門。両親の反対により新聞配達をしながら、「上の者が白いと云えば黒いもんでも白い」世界での落語家前座修業が始まる。三日遅れの弟弟子は半年で廃業。なぜか築地市場で修業を命じられ、一門の新年会では兄弟子たちがトランプ博打を開帳し、談志のお供でハワイに行けばオネーサンに追いかけられる……
様々なドタバタ、試練を乗り越え、談春は仲間とともに二ツ目昇進を目指す!

落語の知らないあなたでも、落語家・立川談志さんの名前は聞いたことがあるのではないですか?その立川談志さんの弟子のお話しです。私、落語はほとんど知りませんでしたが、そんなことは関係なく思いっきり楽しめました。落語の世界というか落語家・立川談志さん世界と言ったらいいのかハチャメチャですね。本書はそこが面白い!笑う笑う、電車の中では読まないことをオススメしますよ。

 

ハイカラ工房来客簿 神崎時宗の魔法の仕事

つるみ犬丸 (著)

使い込むほど想いが籠もる、職人技が心を紡ぐ。
今日も工房には、訳ありなお客が訪れる――。

昔ながらの工房が軒を連ねる、東京は浅草の職人街。
魔法使いがいるという噂の革工房『ハイカラ工房』を覗いてみれば、今日も無骨な青年が、熱心に仕事に打ち込んでいる。
工房を切り盛りする店主は、若き革職人・神崎時宗。手ぬぐいを頭に締めた、目つきの悪さが際立つ風貌とは裏腹に、腕は確かで仕事は丁寧。
その巧みな腕前で、工房に持ち込まれる、曰く付きの革製品と、そこに籠められた人々の想いまで、たちどころに修理してしまうらしい。
どうやら彼が持つ魔法のような技術には、秘密があるようだ――。

現代から大正時代にいきなりタイムスリップする皮職人のお話。全くわけがわからない展開ですが、とても楽しめます。
椛との恋の行方は・・

 

ハイカラ工房来客簿 (2) 神崎時宗と巡るご縁

つるみ犬丸 (著)

こめた想いが時代を超えて、人とのご縁がまた巡る。

魔法のような技術で、革にまつわる面倒事を解決してくれる、噂の革工房『ハイカラ工房』。工房を切り盛りする店主は、目つきは悪いが腕は確か、情に厚い若き革職人・神崎時宗。今日も作業台でにらめっこ中。どうやら工房にひと筋縄ではいかない依頼が舞い込んだようで――。
威厳無しの七光り軍人に貫禄を持たせる革ベルト、学校嫌いの少年の心まで直すランドセル、戦地の夫に想いを届けるトンビのコート、おまけに時宗の工房に弟子が転がり込んできて。
そして、ついに待ちに待った瞬間が訪れる。時宗が選び取る選択とは――。

主人公彼の親方は実は大正時代の弟子だった。
続編にして新しい展開、目がはさせません!
こちらも合わせて楽しめます。

 

小説の神様

相沢 沙呼 (著)

いつか誰かが泣かないですむように、今は君のために物語を綴ろう。

僕は小説の主人公になり得ない人間だ。学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……。
物語を紡ぐ意味を見失った僕の前に現れた、同い年の人気作家・小余綾詩凪。二人で小説を合作するうち、僕は彼女の秘密に気がつく。彼女の言う“小説の神様”とは? そして合作の行方は? 書くことでしか進めない、不器用な僕たちの先の見えない青春!

売れない小説家の主人公が売れている作家(なんと同級生)と小説を作っていくお話。私は先の展開を想像しながら読むのですが、読めなかったですね!
傑作小説ですね!

 

夜のピクニック (新潮文庫)

恩田 陸 (著)

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

「歩行祭」という学校の行事を通しての人間模様。「歩行祭」とは「夜のピクニック」という題名通り生徒がピクニックのように夜歩くお祭りです。この本を読んで数年は私の一押しの本でした。読んでみてください。著者恩田陸さん著作は豊富ですが、私はこれが一押しです。

夜のピクニック 通常版 [DVD]

多部未華子 (出演), 石田卓也 (出演), & 1 その他

DVDにもなっていました。こちらで見ることもできます。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

小川 洋子 (著)

1990年の芥川賞受賞以来、1作ごとに確実に、その独自の世界観を築き上げてきた小川洋子。事故で記憶力を失った老数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた本書は、そのひとつの到達点ともいえる作品である。現実との接点があいまいで、幻想的な登場人物を配す作風はそのままであるが、これまで著者の作品に潜んでいた漠然とした恐怖や不安の影は、本書には、いっさい見当たらない。あるのは、ただまっすぐなまでの、人生に対する悦びである。
家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。
80分間に限定された記憶、ページのあちこちに織りこまれた数式、そして江夏豊と野球カード。物語を構成するのは、ともすれば、その奇抜さばかりに目を奪われがちな要素が多い。しかし、著者の巧みな筆力は、そこから、他者へのいたわりや愛情の尊さ、すばらしさを見事に歌いあげる。博士とルートが抱き合うラストシーンにあふれるのは、人間の存在そのものにそそがれる、まばゆいばかりの祝福の光だ。3人のかけがえのない交わりは、一方で、あまりにもはかない。それだけに、博士の胸で揺れる野球カードのきらめきが、いつまでも、いつまでも心をとらえて離さない。(中島正敏)

事故で記憶力を失った数学者と子供とのやりとりに夢中になります。数学者の変化には、涙が出てきるかもしれません。
著者の小川洋子さんの力作です。

博士の愛した数式 [DVD]

寺尾聰 (出演), 小川洋子 (出演)

DVDもあります。映画化されたものです。

握る男 (角川文庫)

原 宏一 (著)

昭和56年初夏。両国の鮨店「つかさ鮨」の敷居をまたいだ小柄な少年がいた。抜群の「握り」の才を持つ彼の名は、徳武光一郎。その愛嬌で人気者となった彼には、稀代の策略家という顔が。鮨店の乗っ取りを成功させ、黒い手段を駆使し、外食チェーンを次々手中に収める。兄弟子の金森は、その熱に惹かれ、彼に全てを賭けることを決意する。食品業界の盲点を突き成り上がった男が、全てを捨て最後に欲したものとは。異色の食小説誕生。

本当に不思議な男の物語です。啓文堂書店でかなり押していたので思わず買ってしまったこの本。いつもの私だったら買わない本、たまには載ってみるのもいいかなと思ったのですが、読んでいて泣きました。働く方にオススメの一冊です。

当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)

渡辺 容子 (著)

 

就職が決まらず落ち込んでいる阿部まりあは、千堂タマキから誘われて市長選のボランティアをすることになった。タマキは選挙プランナーで、今回無所属で二度目の挑戦になる鈴木眞寿候補からの依頼を受けていた。対立候補は、親子二代で市長を務める現職の辛島一郎。
選挙戦は、投票日までわずか10日間。
タマキは、まこと候補の演説の手の使い方から、演説で何を争点にするか、どこを訴えるのかなど、事細かに指導していく。そのうちに、経理担当の女性が突然事務所に出てこなくなる。すぐに、彼女の名前で事務所に宅配便が届く。中身はいったい?
選挙の面白さ、難しさ、楽しさを全編を通して描いた、本邦初!?の選挙エンタテインメント小説。

題材はおなじみの選挙です。選挙カーから候補者の名前を連呼、耳障りの良い公約、ワンパターンなポスター、そんな印象を私は持っていましたが、この本を読んで選挙の印象が衝撃的に変わりました。
何気ない選挙、ものすごい緻密です。大変読みやすくもありオススメです。

 

賢者の石、売ります

朱野 帰子 (著)

「マイナスイオンドライヤーなどの美容家電製品は廃止すべきです」。大手電器メーカーに勤める科学マニアの羽嶋賢児は、自社の目玉製品にダメ出しをするというタブーを犯し、最も行きたくなかった商品企画部に異動になる。心から科学を愛する賢児は、似非科学的な効果を宣伝して売り上げを伸ばそうとする美容家電商品を許せなかったのだ。だが正論を振りかざす彼は、鼻つまみ者扱いに。まっすぐすぎる科学愛は、美容家電を変えることができるのか!?

自分のやりたいことを友に託した主人公、友情は時間とともに変化してしまうのか?そもそもそこに友情は存在していたのか。
科学も巡る面白いお話です。。

 

ルーズヴェルト・ゲーム

池井戸 潤 (著)

中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ電器が「合併」を提案してくる。青島製作所は、そして野球部は、この難局をどう乗り切るのか?
負けられない勝負に挑む男たちの感動の物語。

TBSテレビ日曜劇場になった原作。リストラ、高校時代のトラウマ、オーナーの思い、などなど隠れた読みどころもたくさんあります。テレビを見た方にもオススメできます。ぜひ原作を読んてみてください。深まることお約束です。

書店ガール

碧野 圭 (著)

吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が…。書店を舞台とした人間ドラマを軽妙に描くお仕事エンタテインメント。本好き、書店好き必読。

書店にお勤めの方ばかりでなく、本が好きなあなたにも是非読んで欲しい作品。書店を舞台に繰り広げられる人間模様と感情の変化が絶妙です。あなたもこれを読んだらシリーズ2作目が楽しみになることでしょう。

2015年には「戦う書店ガール」(主演は渡辺麻友(AKB48)と稲森いずみ)という題名で、テレビドラマにもなってましたね。本とは少し設定が違うところがありました。

書店ガール 2 最強のふたり

碧野 圭 (著)

あの熱いコンビが帰ってきた!
吉祥寺に出店する大手書店チェーンに転職を果たした理子と亜紀。しかし、大型書店という、いままでと違う職責に理子は戸惑っていた。一方、文芸書担当として活躍する亜紀にも問題が。妊娠をきっかけに起こった夫との確執、書籍の回収騒動――。そんな忙しい日々の中、本と本屋の力を信じる二人が立ち向かう新たな挑戦とは?
全国書店員から共感の声が続々と届いた、書店を舞台とした痛快お仕事エンタテインメント第二弾。

シリーズ化されたこの作品、前回第一弾で大型書店にヘッドハンティングされた主人公理子さんの新しい書店での事件は、実際に起こっているんだろうなと想像できる内容。亜紀さんの妊娠に夫は退職が希望しかし彼女は?活躍見逃せません。理子さんをサポートしてくれている有能な副店長との関係は?ますます楽しみなってきた第二弾です。第一弾で劇的な仲良くなった理子さんと亜紀さん、タイトルの通り「最強のふたり」になるのかは読んでのお楽しみです。最後の方に理子さんが中心となって開催された書店フェア出展の本が出てくるのですが、著者碧野さんの本好きさと読書量に感嘆しました。

書店ガール 3 託された一冊

碧野 圭 (著)

「私、亜紀さんみたいになりたい! 」きらきらした目で新人バイトの愛奈に告げられ、困惑する亜紀。子育てに疲れ、不慣れな経済書担当として失敗を重ね、自信を失いかけていたからだ。一方、仙台の老舗書店のリニューアルを任された理子は、沢村店長との出会いを通し、被災地の現状を知る。そんな亜紀と理子が、気持ちを一つにした目標とは!?
書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第三弾。

シリーズ第三弾は、仙台の書店が主な舞台。ここでの沢村店長との出会いから理子さんは被災フェアを思いつく。一方産休から復帰した亜紀さんは、好きではない経済書の担当となりうまくいかないことが重なり自信を損失ぎみ。理子さん提案の被災フェアの担当となり成功へと奔走する。「おかあさんの代わりはいない」という言葉に衝撃を受けた亜紀さんの決心は?揺れ動く女性心理と職場での葛藤、本好きとしては目が離せない展開です。タイトルの「託された一冊」はどんな一冊で、誰が誰に託したのか?それも読みどころですね。前作で左遷された亜紀さんの夫の動向も気になるところです。

書店ガール 4 パンと就活

碧野 圭 (著)

「書店に就職したいと思ってるの?」新興堂書店アルバイトの高梨愛奈は就職活動を控え、友人たちの言葉に迷いを吹っ切れないでいた。一方、駅ビルの書店の契約社員・宮崎彩加は、正社員登用の通知とともに思いがけない打診を受ける……。理子と亜紀に憧れる新たな世代の書店ガールたちが悩み抜いた末に見出した「働くことの意味」とは。書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第四弾。文庫書き下ろし。

今回のシリーズ四作目の主人公は、アルバイトの高梨愛奈さんと契約社員から正社員に登用された宮崎彩加さん
理子さんと亜紀さんがあまり登場しなくなったのがわかった時にはびっくりしましたが、それでも十分に楽しめました。

今回のシリーズ四作目の主人公は、アルバイトの高梨愛奈さんと契約社員から正社員に登用された宮崎彩加さん

理子さんと亜紀さんがあまり登場しなくなったのがわかった時にはびっくりしましたが、それでも十分に楽しめました。

就活での進路や自分のあり方の迷い、念願の正社員昇格と異動への不安を、周りの人と関わりながら少しずつ答えを出して行く主人公の2人は応援したくなります。

書店ガール 5 ラノベとブンガク

碧野 圭 (著)

取手駅構内の小さな書店の店長に抜擢された彩加。しかし意気込んで並べた本の売れ行きは悪く、店員たちの心もつかめない。一方、ライトノベル編集者の小幡伸光は、新人賞作家の受賞辞退、編集者による原稿改ざん騒動などトラブル続きの中、期待の新人作家との打合せのために取手を訪れる。彩加と伸光が出会った時、思わぬ事実が発覚し……。書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第五弾。文庫書き下ろし。

シリーズ第五弾です。取手駅構内の小さなお店の店長となった彩加さんの活躍・苦悩がリアルの感じられます。小幡伸光さんのお仕事振りからも目が離せません。
私は、このシリーズを読んでからは書店に行く目的が、本を見るだけでなく書店や店員さんを観察することが増えました。

戦う!書店ガール DVD-BOX

渡辺麻友 (出演), 稲森いずみ (出演)

テレビドラマがDVDーBOXになってました、本は長くてチョツトね、という方はこちらでも楽しめます。本とは少し設定が違うところがありました。

キッチン

吉本 ばなな (著)

家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。

書店ガールで主人公の理子が勧められるがままに読んで泣いたというこの作品、後世まで残る名作です。
「そこに書かれていることは、これから自分に降りかかることだと思えた、作り話しだと思っったけど、臆面もなく泣けた」本のプロがこう言っている作品あなたも是非。私はリアルではやっている時199年に単行本で読んで泣きました。

キッチン [DVD]

川原亜矢子 (出演), 松田ケイジ (出演), 森田芳光 (監督)

オススメ傑作ミステリー小説19選

私が今まで読んだミステリー小説の中でオススメの作品をご紹介します。

水鏡推理

松岡 圭祐 (著)

正義感を発揮するあまり組織の枠を越え暴走してしまう文科省一般職ヒラ女性職員・水鏡瑞希。役所は彼女を持て余し、研究費不正使用を調査する特別チームに配属する。税金を掠め取ろうとする悪者の研究開発の嘘を見破れるか?抜群のひらめきと推理力を持つ美女公務員の下克上エンタテインメント!

文科省の一般職・水鏡瑞希が主人公のこのシリーズ、なんといっても、この水鏡瑞希さんが魅力的で仕方ありません、稀有な才能とドジが同居しているこの瑞希から目が離せません。もし、こんな方がいたら是非お会いしたい、そんな思いをあなたもきっと持つはずです。
彼女の所属は文科省の研究費などの不正受給を検証するタスクフォース、このタスクフォース、実際に存在すると知ってますますはまり込みました。
タイトルの「水鏡推理」はもちろん水鏡瑞希の推理ですが、 タイトルの読み方は〝みかがみすいり〟ではなく〝すいきょうすいり〟なのです。本書の中で瑞希が父親に水鏡の意味を尋ねるシーンが出てきます、父が娘にどういう意味だと思う?と言うと「水面に姿が映ること」と答えます。父は、「もうひとつ意味があるんだ。水がありのままに物の姿を映すように、対象をよく観察してその真情を見抜き、人の模範となること」と答えています、これがこの作品のテーマなのだと私は感じました。
「水がありのままに物の姿を映すように、対象をよく観察してその真情を見抜き、人の模範となること」この意味は本書を読めばよくわかります。

単行本も刊行されています、文字が大きい方が読みやすい方はこちらをどうぞ。
私は単行本を読みました、

水鏡推理2 インパクトファクター

松岡 圭祐 (著)

小生意気だが天才的ひらめきを持つ文科省・不正研究調査チームの水鏡瑞希。ノーベル賞級の論文を科学誌に掲載した研究班リーダーの如月智美は瑞希の幼なじみだった。勃発する実験ノート窃盗と捏造疑惑。智美に降りかかる災いの真相とは?官僚を押しのけ霞が関を揺るがすヒラ職員の下克上ミステリ。

今回のシリーズ2作目も楽しめます。主人公水鏡瑞希の、研究費を不正受給しようとする研究者のトリックを見破る、探偵事務所アルバイト時代に身につけた判断推理を存分に味わってください。あなたも推理しながら読むのも楽しいですよ、

単行本も刊行されています、文字が大きい方が読みやすい方はこちらをどうぞ。

水鏡推理3 パレイドリア・フェイス (講談社文庫)

松岡 圭祐 (著)

大地震の後、山中に出現した巨大な土の塊。人の顔そっくりの隆起は「人面塚」と名付けられ、マスコミが貧村に殺到する。その隣村では地球のN極S極が逆転する現象の新たな証拠が見つかる。立て続けに発見された地球の成り立ちの常識を変える二大現象に、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。

いやあ痛快ですね、今回も大活躍の水鏡瑞希さん、彼女の推理が楽しみで仕方ありません、私も推理しながら読むのですが、結果があまりに驚愕すぎて・・。著者の松岡さんすごいです。シーリーズ3作目スケールが一段と大きくなった気がしました。

単行本も刊行されています、文字が大きい方が読みやすい方はこちらをどうぞ。

オススメ傑作恋愛小説33選

私が今まで読んだ恋愛小説の中でオススメの作品をご紹介します。

そのときは彼によろしく

市川 拓司 (著)

小さなアクアショップを営む「ぼく」のもとに、一人の美しい女性がアルバイトにやってくる。やがて二人の間にあった不思議な縁が、ぼくの人生を動かし始める。市川拓司テイストたっぷりのファンタジックな青春小説。

私の、イチオシの市川拓司さんの作品はこれです。一人の人との出会いがこんなにも自分の人生に影響があるのかと思わずにはいられないこの作品。市川拓司さんならではの世界をぜひ味わってください。

文庫本も刊行されていました。文庫がいいなって方はこちらから。

いま、会いにゆきます

市川 拓司 (著)

父子家庭に起こる愛の奇跡――。「愛している」という感情をこれほどシンプルに、しかし深く表現した小説は古今稀でありましょう。限りない優しさに魂が洗われるような、新たなるベストセラー恋愛小説の誕生です。

涙なくしては読めない恋愛小説、主人公になるきる瞬間があなたにも起きます。こんな恋愛小説私は初めてでした。まだ読んでいない方はぜひオススメです。

いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]

竹内結子 (出演), 土井裕泰 (監督)

上記で紹介した作品が映画化されたものです。こちらも見る価値ありです。

いま、会いにゆきます DVD-BOX

ミムラ (出演), 成宮寛貴 (出演)

市川拓司原作の小説をTVドラマ化。一年前に妻を病気で亡くした夫と息子が、死ぬ前に残した絵本に描かれたままの森に行くと、そこに記憶喪失の状態の妻が現れるという物語を描いた作品。ミムラ、成宮寛貴ほか出演。全10話を収録した本編ディスクと、メイキングなどを収録した特典ディスクを同梱する6枚組のDVD-BOX。

テレビドラマにもなってました。そのDVDです。丸ごとこれで見れます。映画より長い分深くじっくり楽しめます。

こんなにも優しい、世界の終わりかた

市川 拓司 (著)

小説を読んで最後に泣いたのはいつですか?
いまさらながらに、みんなようやく気付いたのかもしれない――もとより、ぼくらに残された時間なんてそんなになかったってことに。
放射線のような青い光――地上にそれが降り始めた日から、世界が終わり始めた。ひとも獣も、鳥も木も、土も水も、すべてが青く染まり、動きを止めた。
「ぼく」は世界が終わる前に「彼女」のもとへと旅立った。最後の電話で、彼女は怯えていた。「お母さんの具合がすごく悪い」そして「もう、町には誰もいない」。ぼくは、ならば「ぼくがそこに行くよ」と彼女に約束した。
彼女の住む町まで直線距離で500キロ。青い光を逃れ、ぼくは彼女に会うことができるだろうか。彼女の町はそれまで、青い光に染まらずにいられるだろうか。

今回も期待を裏切らない市川ワールドが堪能できます。通常の恋愛のほかの愛の形、親子愛、友人愛です。オスススの作品です。

恋愛寫眞―もうひとつの物語 (小学館文庫)

市川 拓司 (著)

カメラマン志望の大学生・瀬川誠人は、嘘つきでとても謎めいた女の子・里中静流と知り合う。誠人はかなりの奥手だったが、静流とは自然にうちとける。そして静流は誠人に写真を習うようになる。やがて誠人は静流に思いを告げられるが、誠人にはずっと好きな人がいて、その思いを受け取ることはできなかった。一年後、卒業を待たずに静流は姿を消した。嘘つきでしょっちゅう誠人をからかっていた静流だったが、最後の大きな嘘を誠人についたまま…。

この作品も市川拓司さんらしさが出ていますね。優しくて切ない、そして表現がとても綺麗な感んじです。

ただ、君を愛してる スタンダード・エディション [DVD]

玉木宏 (出演), 宮崎あおい (出演), 新城毅彦 (監督)

市川拓司が、広末涼子主演の『恋愛寫眞Collage of Our Life』に触発されて書いた、もうひとつの物語を映画化。主人公ふたりの役名や、写真がつなぐ関係、NYで発覚する真実など、ポイントとなる要素は広末版と同じだが、全体にロマンチックな度合いが高まっている。大学で知り合った誠人と静流は、それぞれが抱えるコンプレックスに惹かれ合うかのように仲良くなる。誠人の趣味であるカメラにも興味を示す静流。やがて、別れ別れになったふたりの運命は、NYでひとつになるのだが…。
前半から織り込まれる6年後のNYの風景、ふたりだけの秘密の森と、映像の雰囲気がいい。玉木宏と宮崎あおいのコンビは役柄のわりに美男美女過ぎるけれど、ふたりのまっすぐな演技に好は感が持てる。大学での友情関係など、ややテレビドラマ風なのも気になるが、クライマックスに向ける流れが鮮やか。1枚の写真が、これほどまでに言い知れない感動を残すことを知らされ、しばし言葉を失う。愛する人が今ここにいなくても、心のなかで一緒にいる――。そんな安らぎと幸福感に包まれたラストシーンが、静かな余韻を残すのだ。(斉藤博昭)

映画化されてましたね、DVDが発売されていました。

天使の卵―エンジェルス・エッグ

村山 由佳 (著), 村上 龍 (解説)

そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。

直木賞作家村山由佳さんのデビュー作、純愛を十分に味わえる内容です。有名な作品なのでご存知な方も多いかもしれませんが、まだ読んでないという方は是非、オススメです。
一目惚れってあるんだなと思いました。

天使の卵 通常版 [DVD]

市原隼人 (出演), 小西真奈美 (出演), 冨樫森 (監督)

DVDも発売されていました、こちらでも楽しめます。

天使の梯子 Angel’s Ladder (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 小瀧 達郎 (写真)

バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。

上記「天使の梯子」続編で10年後を描いたこの作品。恋愛はいつも切ないものだとまた思ってしまいました。しかしフルチンって本人はどう思っているのかと気になります。

天使の梯子 [DVD]

ミムラ (出演), 要潤 (出演)

DVDも発売されていました、私もこれみましたが、やっぱり泣きました。

天使の柩 (天使の卵)

村山 由佳 (著)

「世の中がどんなにきみを責めても、きみの味方をするよ」14歳の少女・茉莉(まり)が出会った20歳年上の画家――その人の名は、歩太(あゆた)。望まれない子どもとして育ち、家にも学校にも居場所がないまま、自分を愛せずにいる少女・茉莉。かつて最愛の人・春妃(はるひ)を亡くし、心に癒えない傷を抱え続けてきた歩太。公園で襲われていた猫を助けようとして偶然出会った二人は、少しずつ距離を近づけていく。歩太、そして彼の友人の夏姫(なつき)や慎一との出会いに、初めて心安らぐ居場所を手にした茉莉だったが、二人の幸福な時間はある事件によって大きく歪められ――。『天使の卵』から20年、『天使の梯子(はしご)』から10年。いま贈る、終わりにして始まりの物語。

『天使の卵』『天使の梯子(はしご)』を読んでからこれを読んでくださいね。
続編なので。茉莉さんのつらさが伝わってきてしまいますが最後まで読んでみると、歩太くんが癒されていく過程も味わえます。すっきりしたという感じがしました。

ヘヴンリー・ブルー (集英社文庫)

村山 由佳 (著)

8歳年上の姉、春妃が自分のボーイフレンドと恋に落ちた。精神科医として働く、美しく優しい姉と、やっと両思いになった同級生の歩太くんが。「嘘つき!一生恨んでやるから!」。口をついて出たとり返しのつかないあの言葉。あの日に戻りたい。あの日に戻れたら。お姉ちゃん、お姉ちゃん、私は…。夏姫の視点から描かれる『天使の卵』アナザーストーリー。文庫版特別エッセイ付き。

『天使の卵』『天使の梯子』そして『天使の柩』と読まれて来たあなたはこれも外せない作品です。主人公夏姫の視点で書かれたものなので、彼女の心理状態が良くわかります。私はこれを読んで納得した気分になりました。

ダブル・ファンタジー〈上〉 (文春文庫)

村山 由佳 (著)

三十五歳の脚本家、奈津は、才能に恵まれながら、田舎で同居する夫の抑圧に苦しんでいた。ある日、夫の創作への関与に耐えられなくなった奈津は、長く敬愛していた演出家・志澤の意見に従い、家を飛び出す決意をする。束縛から解き放たれた女性が、初めてめぐり合う生と性、その彷徨の行方を正面から描く衝撃的な官能の物語。

この作品は他の村山由佳とは違うテイストですね。エロ小説かと思いました(笑)読んでいると女性になった気になるぐらいの感情移入していました。女性は怖いというのが読んだ後の私の感想です。

ダブル・ファンタジー〈下〉 (文春文庫)

村山 由佳 (著)

志澤とのかつてないセックスを経験した奈津は、テレビの取材で訪れた香港で、大学時代の先輩・岩井と久しぶりに出会う。夫とも、志澤とも異なる、友情にも似た岩井との性的関係は、彼女をさらなる境地へと導く。抑圧を解放した女性が、官能の果てで見たものは?作家・村山由佳が新境地を切り開いた金字塔的小説。

おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 正重 (イラスト)

高校3年生になる春、父の転勤のため、いとこ姉弟と同居するはめになった勝利。そんな彼を驚かせたのは、久しぶりに会う5歳年上のかれんの美しい変貌ぶりだった。しかも彼女は、彼の高校の新任美術教師。同じ屋根の下で暮らすうち、勝利はかれんの秘密を知り、その哀しい想いに気づいてしまう。守ってあげたい!いつしかひとりの女性としてかれんを意識しはじめる勝利。ピュアで真摯な恋の行方は。

村山由佳さんらしい恋愛小説のシリーズ、テンポがゆっくりなので、じれったい時がありますが、そこが良いところ。普通の方では書かないような細かい心理状態が描写されています。主人公の勝利くんとかれんさんのピュアな恋を見守りながら読むと良いかと思います。

おいしいコーヒーのいれ方 (2) 僕らの夏 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 正重 (イラスト)

5歳年上のいとこのかれんとその弟の丈と同居して1年。大学生になった勝利の毎日は不安と焦りでいっぱい。恋人でもあるかれんとの仲が、なかなか進展しないからだ。ファースト・キスを交わしたけれど、かれんは本当に僕のことを好きなのだろうか?強力なライバルの出現、そして大学での新たな人間関係と、勝利の心は休まる暇もない。シリーズ第二弾。かれんと勝利、ふたりの夏がはじまる。

私がこのシリーズに出会った時は、第5弾が発売された頃、一気の5冊を読んで寝不足になりました。それからは新刊が出るのが楽しみで楽しみで。あなたもこのシリーズを十分に味わってください。

おいしいコーヒーのいれ方 (3) 彼女の朝 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 正重 (イラスト)

進展するとみえて、なかなか思うようにすすまない勝利とかれんの「秘密の恋」。互いの心が見えなくて、不安になったりもしたけれど。そんな気分をすべて洗い流したくてふたりで来た鴨川。思いっきり海ではしゃいだその帰り、外房線の不通というアクシデントが。「…今日は、鴨川にいない?」消え入るようなかれんの言葉の意味が、ようやく理解できたとき勝利は―。はじめての、ふたりだけの夜。

私はこのシリーズの表紙の絵がとても好きです。その物語の内容から雰囲気まで表しているようで。ぜひ表紙も見てみてくださいね。

おいしいコーヒーのいれ方 (4) 雪の降る音 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 正重 (イラスト)

親父が再婚するぅ?突然のビッグニュースに福岡に単身赴任している父を訪ねた勝利。父と息子、男同士で過ごす夜、5歳年上のいとこ・かれんへの思いをはじめてうち明ける。まだまだ秘密にしなければならない恋だけど、少しだけ、前進。なのに美術教師のかれんには彼女に思いを寄せる同僚がいるし、大学生になった勝利は陸上部のマネージャーから告白されて。おおやけにできない恋ゆえの悩みが続く。

主人公勝利くん、恋の悩みは尽きないようです。ここではどんな展開になるのでしょうか、楽しんでください。

おいしいコーヒーのいれ方 (5) 緑の午後 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 正重 (イラスト)

5歳年上のいとこ、かれんと恋におちた大学生・勝利。そうとは知らず、勝利に思いをよせる星野りつ子。追いつめられた勝利は、ついに星野に「秘密の恋」をうち明ける。単身赴任していた勝利の父親も帰京し再婚、勝利の妹も誕生して、かれんとその弟の丈そして勝利の3人だけの生活が変わろうとしている―。番外編、丈の恋物語も収録する好評シリーズ第5弾。

星野りつ子さんが登場してきました、新たな展開となってきまして、第5弾もとにかく面白いです。

おいしいコーヒーのいれ方 (6) 遠い背中 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 光郷 (イラスト)

花村の叔母夫婦がついにロンドンから戻ってくる。勝利はかれんとふたりだけになれる場所を確保するために、周囲を説得して、ひとり暮らしを決意する。男としての強さ、優しさに、磨きをかけるためにも。なのにかれんは近いようで遠くて。ふたりの甘く切ない恋の行方が、ますます気になる人気シリーズ第6弾。かれんの実兄「風見鶏」のマスターのエピソードも収録。

ここまで来るとあなたもすっかり「おいしいコーヒーのいれ方」の常連さんですね(^^)、かれんの兄のエピソードという違った楽しみも味わえます。

おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 光郷 (イラスト)

一人で部屋を借りさえすればいつだって好きなときに彼女と二人きりになれるとばかり思っていた―なのに、思うようにはいかない勝利の一人暮らし。バイト先の「風見鶏」では失敗を重ねるし、勝利への思いを断ち切れずに苦しむ星野りつ子が気にかかる。何よりかんじんの「かれん」が離れていこうとしている…。波乱含みのシリーズ7弾には星野りつ子の独白を収録。

勝利くん思うように行かないようですね、かれんさんに星野りつ子さん、第7弾は特に読みどころ満載です。

おいしいコーヒーのいれ方 (8) 優しい秘密 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 光郷 (イラスト)

「かれんと付き合ってるって本当?」花村のおばさんからきかれ、とっさに否定してしまった勝利。誰も傷つけたくなくて、ふたりの関係を守りたくて、ずっと秘密にしてきた。それが間違いだったのか。勝利へ思いをよせる星野りつ子の存在も、かれんには言えなくて。後ろめたいから言えない。言えないからますます後ろめたい。秘密は増殖する。悩み多きシリーズ8弾。

勝利くんの優しさが裏目に出ている感じがしてきました。人間は、こうやって乗り越えて成長していくだなと感じた第8弾でした。

おいしいコーヒーのいれ方 (9) 聞きたい言葉 (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 光郷 (イラスト)

介護福祉士をめざすかれんは鴨川へ移住することをついに決意する。遠く離れてふたりの関係はどうなるのだろう。かれんを応援したいけれど、行って欲しくもない勝利の心は複雑だ。離れていても互いの思いは変わらない、彼女だって同じはず。それはふと触れ合う瞬間にだって、充分すぎるほど伝わってくる。でも確かめたい、彼女の言葉で、その胸の内を。シリーズ9弾。

かれんさん、鴨川に引っ越しされるようです。勝利くんはどうするのでしょうか?遠距離恋愛はうまくいくのでしょうか。新しいことが起きそうですね。

おいしいコーヒーのいれ方 (10) 夢のあとさき (集英社文庫)

村山 由佳 (著), 志田 光郷 (イラスト)

遠距離恋愛を始めたふたり。最初はうまくいっていたが、やがてかれんと連絡が全く取れなくなってしまう。気持ちまで離れてしまったのではないか。僕がそばにいなくても平気なのではないか。部活でのスランプからも抜け出せずに焦る勝利は、とうとう激情のままにかれんを深く傷つけてしまい…。ふたりの恋はどこへたどりつくのか―。切なく胸をしめつける人気シリーズ、第一シーズン完結。

完結です。胸が締め付けらっぱなしでしたね。
この第10弾で完結って話し終わってないじゃん、というのが当時の私の思いでした、あなたはいかがでしょうか?
大丈夫ですSecond Seasonがありました、まだまだ楽しめます。

おいしいコーヒーのいれ方 第1部 文庫版 10巻完結セット (集英社文庫)

村山 由佳 (著)

おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離
おいしいコーヒーのいれ方 (2) 僕らの夏
おいしいコーヒーのいれ方 (3) 彼女の朝
おいしいコーヒーのいれ方 (4) 雪の降る音
おいしいコーヒーのいれ方 (5) 緑の午後
おいしいコーヒーのいれ方 (6) 遠い背中
おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中
おいしいコーヒーのいれ方 (8) 優しい秘密
おいしいコーヒーのいれ方 (9) 聞きたい言葉
おいしいコーヒーのいれ方 (10) 夢のあとさき

10巻セットが出ていました、これを大人買いをするのもオススメです。なぜかと言えば続きが気になってしょうがないからです。寝不足には注意してくださいね。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (1) 蜂蜜色の瞳

村山 由佳 (著)

何の保証もないとわかっていても、彼女から強い約束を引き出したい。僕だけだ、と。一生、僕以外は愛さない、と。遠距離恋愛で、思うように会えない勝利とかれん。久々に週末を一緒に過ごすが、ちょっとした誤解から、なんとなくギクシャクしてしまう。愛おしすぎて、相手を思いやる気持ちが空回りする。それでも少しずつふたりの歩みはすすんでいく…。人気シリーズ待望のSecond Seasonへ。

始まりました、Second Season、さてどんな展開になるのでしょうか?勝利くんは成長したのでしょうか。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (2) 明日の約束

村山 由佳 (著)

いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、“おとなの女”になったかれんに、愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。

ここでもまたちゃんと新しい展開が用意されていました、さすが村山由佳さん。かれんさんの同僚だった桐島先生の視点のサイドストーリーも楽しめます。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (3) 消せない告白

村山 由佳 (著)

楽しい焼肉パーティー…のはずだった。オーストラリアから一時帰国した秀人さんを囲んだにぎやかな会が、一転、激しい兄弟ゲンカに。さらに運の悪いことに、仲裁に入った勝利の頬に強烈なパンチがはいった。顔面が腫れ、歯を失い、部活を休んだ勝利のもとを星野りつ子が見舞いに訪れ、これまでとは違う一面を見せる。一方、かれんはひとり悩みを抱えているが…。セカンドシーズン第3弾。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (4) 凍える月

村山 由佳 (著)

僕はいったい、どんなことでなら頑張れるんだろう…。勝利は本格的な就職活動の時期を迎えるが、自分が何をやりたいのかがわからず、漠然とした将来への不安を覚える。そして、いま、大きな困難に直面しているかれん。仕事のこと、おばあちゃんのこと、悩みながらも精一杯お年寄りの世話をする日々。責任とは、社会的立場とは…、大人への転換期に戸惑う勝利。セカンドシーズン第4弾。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (5) 雲の果て

村山 由佳 (著)

すべての現実から顔をそむけ、自分を責め続けて膝を抱えているのは、ある意味いちばん楽なことだ。でも、人は、生きている限り永遠に立ち止まっているわけにはいかない―。勝利が逃げるようにオーストラリアに来て、半年がたった。秀人の仕事の手伝いにも生活にも慣れてきたが、かれんから送られてくる手紙を読むことは、まだできないでいた。そんな勝利のもとに、かれんの弟、丈からの手紙が届く

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (6) 彼方の声

村山 由佳 (著)

かれん。…ああ、かれん。名前をはっきり思い浮かべるだけで、胸が焦がれて息が詰まる。逢いたかった。だけど、駄目だ、まだ逢えない。いや、違う、もう、逢えない―。いまだに悪夢にうなされる傷心の勝利の前に現れた金髪の美少女アレックス。無愛想で、ワガママで、最悪の第一印象だった。彼女の素晴らしい歌声を聞くまでは…。反目し合っていたふたりだが、やがて心をかよわせるようになる。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (7) 記憶の海

村山 由佳 (著)

いちばん逃げたくないと思っているのは、勝利自身のはずだ。誰よりも勝利こそが、今の自分を不甲斐なく思っているに違いないんだから…。勝利がオーストラリアに旅立ち、残された傷心のかれんを支える弟の丈。勝利の辛さもかれんの寂しさも、そばでずっと見てきた丈には、わかりすぎるほどわかる。そんなもどかしい日々の中、由里子の思いがけない提案によって、新しい光が差し込み始める。

まだまだ成長途上の勝利くん、自分自身への歯がゆさが出ている感じがします。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (8) 地図のない旅

村山 由佳 (著)

誰一人として、勝利くんを罰しようとしなかった。その結果、彼はあそこまで追い詰められたんです―中沢の言葉を反芻しながら、風見鶏のマスターは、自分がかれんの兄であることを花村家に告げに行く。由里子さん、若菜ちゃんもそれぞれのつらい経験を乗り越えようと、一歩ずつ足を前に進める。あのとき以来、時間がとまったままの勝利だったが、急遽オーストラリアから帰国することになり…。

ここまで読んでくると続きが非常に気になりますが、これ以来新刊は刊行されていないのです。待っていますので、村山由佳さん続きを書いくださいと私は思っています。

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

村山 由佳 (著)

禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱いて―愛とは、家族とはなにか。こころふるえる感動の物語。

村山由佳さんの直木賞受賞作品。星々の舟とはいったいどんな意味なんでしょうか。そんなことも頭の片隅に置きながら読みすすめました。禁断の恋、戦争、家族、重いテーマがたくさん散りばめられてあります。この一つ一つが舟なのかもしれません。感動の一冊です。

号泣する準備はできていた

江國 香織 (著)

『きらきらひかる』や『落下する夕方』など多数の作品で、揺れる女性の内面と恋愛模様を描いてきた江國香織の短編小説集。淡く繊細な筆致でつづられた12編は、さらりとした読みごたえでありながらも、男と女の物悲しさを秘めたものばかりだ。第130回直木賞受賞作品。
満ち足りていたはずの恋に少しずつ影が差す様を描いた表題作「号泣する準備はできていた」、妻のある男性との濃密な関係がずれはじめる一夜をつづった「そこなう」など、当たり前にそばにあるものが静かに崩壊していく過程を、江國は見慣れた風景の中に表現してみせる。また、若かりしころの自分と知人の娘の姿を重ねた「前進、もしくは前進のように思われるもの」や、17歳のときの不器用なデートの思い出を振り返る「じゃこじゃこのビスケット」では、遠い記憶をたどることによって、年を重ねることの切なさを漂わせる。
各編の主人公は、もう若いとはいえない年齢の女性たちである。家族や恋人を持ち、同性の友人にも恵まれている幸福そうな生活の隙間に忍び寄る、一抹の不安やわずかなすれ違いは、誰もが経験したことがあるだろう。主人公の心境が「残りもののビスケット」や「捨てられた猫」といった身近なものに投影されるのも、江國作品の特徴である。決してドラマチックではない日常の瞬間を切り取った物語が、シンプルながらも美しくまとめられている。
(砂塚洋美)

直木賞受賞作品で、短編小説集。短編集、といっても様々なお菓子の詰め合わされた箱のようなものではなく、ひと袋のドロップという感じです。色や味は違っていても、成分はおなじで、大きさもまるさもだいたいおなじ、という風なつもりです。
もあとがきに書いてありました。
この短編集のそれぞれ違うようで、根っこは同じなのかもしれません。
このたくさんの登場人物から、明るさの裏に暗さを感じて、暗さの中には少しの明るさを感じるのは私だけでしょうか?

東京タワー

江國 香織 (著)

大学生の透は恋の極みにいた。年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみちたりていた。恋はするものじゃなく、おちるものだ。透はそれを、詩史に教わった。一方、透の親友・耕二は、女子大生の恋人がいながらも、蠱惑的な喜美子に夢中だった。彼女との肉体関係に……。夫もいる年上の女性と大学生の少年。東京タワーが見守る街で、二組の対極的な恋人たちが繰り広げる長篇恋愛小説。

東京タワーといえばリリーフランキーさんの作品が有名ですが、こちら恋愛小説。大学生の頃の男の子は特に大人の女性に憧れるのでしょうか。「恋はするものじゃなく、おちるもの」らしいです。

冷静と情熱のあいだ―Rosso

江國 香織 (著)

穏やかな恋人と一緒に暮らす、静かで満ち足りた日々。これが私の本当の姿なのだろうか。誰もが羨む生活の中で、空いてしまった心の穴が埋まらない。10年前のあの雨の日に、失ってしまった何よりも大事な人、順正。熱く激しく思いをぶつけあった私と彼は、誰よりも理解しあえたはずだった。けれど今はこの想いすらも届かない―。永遠に忘れられない恋を女性の視点から綴る、赤の物語。

同じ恋愛を男性の視点からと女性の視点から描いた、これが斬新だったので読もうと思いました。期待にたがわない内容で満足できました。江國香織さんの描写には唸ります。

冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)

辻 仁成 (著)

あのとき交わした、たわいもない約束。10年たった今、君はまだ覚えているだろうか。やりがいのある仕事と大切な人。今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。だけど、どうしても忘れられない人、あおいが、心の奥に眠っている。あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのに―。切ない愛の軌跡を男性の視点から描く、青の物語。

冷静と情熱のあいだ ROSSO [DVD]

竹野内豊 (出演), ケリー・チャン (出演), 中江功 (監督)

イタリアで、美術絵画の修復師の修行中の順正は、この地でかつての恋人あおいに再会する。彼女とやり直したいと願う彼だが、あおいには裕福な恋人と打ち込める仕事があり、彼の入る余地はなかった。そんなときアトリエで事件が起こる…。

江國香織×辻仁成 世紀のベストセラー、が映画化されたDVDです。フィレンツェ、ミラノなどでロケをされていて景色や街並みも楽しめます。

冷静と情熱のあいだ Blu [DVD]

竹野内豊 (出演), ケリー・チャン (出演), 中江功 (監督)

美術絵画の修復士を志す阿形順正は、フィレンツェの工房で修復の修行に明け暮れ、その才能を開花させようとしていた。そばには活発で少々気の強い芽実という恋人が見守り、人生は順調そのもののはずだった。
しかし、彼の心の中には常に空虚な穴がぽっかりと空いていた。それは、かつて愛した一人の女性の存在をどうしても忘れる事が出来なかったからである。そんな中、順正はふとしたことをきっかけにあおいが今ミラノにいることを知る。

意を決してあおいに会いに行く順正。しかし、順正が目にしたあおいは裕福なアメリカ人実業家の恋人、マーヴに生活の全てをゆだね、何不自由のない生活を送っていた。
傷心の順正に追い討ちをかけるように事件が起こる。順正の修復していた絵画が何者かによって無残にも切り裂かれたのだ。工房自体の存続すら危ぶまれる状況の中、順正は追われるようにして日本に帰国する。

そして、二人が別れる事になった事件の裏に隠されていた真実を知る。怒りと悲しみに打ちひしがれる順正。順正に残された最後の望みは、10年前の他愛もない約束、”あおいの30歳の誕生日にフィレンツェのドゥオモのクーポラで待ち合わせる。”というものだった。あおいはもう忘れてしまっているに違いない。しかし順正は、再びイタリアへと旅立つ。一縷のはかない望みだけに全てをかけて。あの愛は真実だったということを証明するために…。

オススメ傑作グルメ小説13選

傑作小説に入れないであえてグルメ小説として紹介することにしたのは理由があります。
この本を読んでいるとお腹が空いてきます、このお店に行きたくなります、店主に会いたくなります!

日本酒BAR「四季」春夏冬中 さくら薫る折々の酒

つるみ犬丸 (著)

読んだら飲みたくなる、日本酒レビューも収録!!
酒と肴と思い出と、人生に寄り添うこの店へ。

今日も一日お疲れ様でした。暖簾をくぐったあなたを、旨い酒と美味い料理でお出迎え。
恵比寿の繁華街の片隅に、ひっそりとたたずむ日本酒BAR「四季-Shiki-」。
日本酒専門のこの店で供されるのは、客の好みに合わせたお酒と自慢の料理。
仕事を頑張ったへとへとの体には爽やかな爽酒でほっと一息、くたくたの心には薫り高い薫酒で人心地ゆったりと。
あなたの疲れた心と体に、ぴったりのお酒がここにあります。どうぞ癒やされにいらっしゃいませ。
実在する日本酒が多数登場。読んだら飲みたくなる、日本酒レビューも収録!!

本当に行ってみたくな日本酒BAR「四季-Shiki-」。
私はこの本でかなり日本酒に詳しくなり、好きになりました。
あなたはどうですか?

 

日本酒BAR「四季」春夏冬中 さくら咲く季節の味

つるみ犬丸 (著)

人生を変える日本酒、それはこの一杯から――

人生を彩る最高の一杯がここにあり!

恵比寿の繁華街の片隅にたたずむ、巷で噂の日本酒バー「四季-Shiki-」。
暖簾をくぐれば、和服の女店主と若いがやり手の青年が、お客さんごとの好みに合わせた心尽くしの料理と美味しいお酒で出迎えてくれる。
だけど近頃はお客が遠のき気味。店を覗けば、閑古鳥が鳴いている始末。どうやら近くに、おしゃれなライバル店が出来たようで――。
『本醸造酒 蒼田』『上善如水スパークリング』『仙介 純米大吟醸』『醸し人九平次 山田錦 EAU DU DESIR』といった実在するお酒が多数登場! 読んだら飲みたくなる、日本酒&料理レビューも収録!

お酒が好きでなくての楽しめます。第2弾も外せません。
この店主(社長)魅力的です!

 

花の下にて春死なむ

北森 鴻 (著)

年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。その窓辺に咲いた季節はずれの桜が、さらなる事件の真相を語る表題作をはじめ、気の利いたビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤が、謎と人生の悲哀を解き明かす全六編の連作ミステリー。第52回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作。

 

桜宵

北森 鴻 (著)

一度たずねてみてください。わたしがあなたに贈る最後のプレゼントを用意しておきました――。そう綴られた亡き妻の手紙だけを頼りに、ビアバー《香菜里屋》にやってきた神崎。マスター・工藤が語った、妻がプレゼントに込めた意味とは……。客から持ちかけられた謎の数々を解き明かす連作短編集の第2弾。(講談社文庫)

 

螢坂

北森 鴻 (著)

ほろ苦くて美味しい、だからこそせつないミステリー! ビア・バー「香菜里屋(かなりや)」シリーズ第3弾。「この街で、オレを待ってくれる人はもう誰もいない」戦場カメラマンを目指すため、恋人・奈津実と別れた螢坂。16年ぶりに戻ってきた有坂祐二は、その近くのビアバー「香菜里屋」に立ち寄ったことで、奈津実の秘められた思いを知ることになる。マスター・工藤が、客にまつわる謎を解き明かす第3弾。(講談社文庫)

 

香菜里屋を知っていますか

北森 鴻 (著)

香菜里屋シリーズ完結編。当店の裏メニュー。それはお客様が持ち込む謎と、その解決です。ビアバー香菜里屋は、客から持ちこまれる謎がマスター・工藤によって解き明かされる不思議な店――。常連客は、工藤による趣のある料理とともにこの店を愛していた。だが、その香菜里屋が突然たたまれてしまう。そして若かりし頃の工藤の秘密が明らかになる。シリーズ完結編。(講談社文庫)

 

居酒屋ぼったくり

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の書籍化!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

舞台は東京下町にある居酒屋『ぼったくり』。

物騒な店名は『誰でも買えるような酒や、どこの家庭でも出てくるような料理で金を取るうちの店は、もうそれだけでぼったくりだ』という店主の口癖から常連がつけてくれたもの。

今は、亡くなってしまった初代店主の娘姉妹が2人で切り盛りしているお店!

この姉妹と常連の掛け合いのような会話と料理と酒がとてもとても愉快な小説です。
私この姉妹の姉、美音さんお気に入りです(笑)

あなたも居酒屋『ぼったくり』へようこそ^^

居酒屋ぼったくり(2)

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

ま東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第2巻!

この居酒屋は、村の寄り合いみたいなところ!
常連同士が、ある時は掛け合い漫才、またある時は知恵を出し合って悩みを解決、そんな不思議なところ。
そして、旨い酒と料理が必ずある。

居酒屋ぼったくり(3)

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第3巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

人と人とが触れ合い、旨いものに癒される!
さて今回はどんな悩みをみんなで解決していくのか、読みどころ満載^^

居酒屋ぼったくり(4)

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第4巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

旨さに身悶え、会話に心が弾む!
今回はなにやら恋の予感(笑)

居酒屋ぼったくり(5)

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―。旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第5巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

 

居酒屋ぼったくり(6)

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第6巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

 

居酒屋ぼったくり(7)

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第7巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

 

居酒屋ぼったくり 1 (アルファポリスCOMICS)

秋川 滝美 (著), しわすだ (イラスト)

これは上記で紹介したコミック版です。

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