職業としての小説家
これを読めば、村上春樹さんがなぜ村上春樹さんなのかがわかるとは言いすぎでしょうか!
「ノルウエイの森」以来すべてを読んでいるわたしは、「そうだったのか」と納得できる、そんな内容。。
この本の中で村上春樹さんは、自分のことを「普通の人」を書いている、、
この発想には正直びっくりしたけど、だからこそ村上春樹さんなんだろーな^^
小説家を長い間続けられる人とそうでない人がいる(本文より)。。
続けてこれただけはなく、自分の書きたいことを書きたいように書いてきた人!
・「海外進出」のきっかけと理由
・あの文体が生まれている理由
・村上春樹さんにとって小説とは何か
・村上春樹さんにとって小説家の職業とは何か
・日本の文学賞とは
・村上春樹さんはどんな作家に影響を受けているのか、、、
・村上春樹さんの学生時代は
などなど読みごたえタップリな内容がていねいに書かれています!
ここまで、内面・本音で語りかけてこれるのが、世界中で愛されている理由の源かもしれませんね。。。
村上春樹さんファンにはたまらない!!
いま、村上春樹が語り始める――小説家は寛容な人種なのか……。村上さんは小説家になった頃を振り返り、文学賞について、オリジナリティーについて深く考えます。
さて、何を書けばいいのか? どんな人物を登場させようか? 誰のために書くのか? と問いかけ、時間を味方につけて長編小説を書くこと、小説とはどこまでも個人的でフィジカルな営みなのだと具体的に語ります。
小説が翻訳され、海外へ出て行って新しいフロンティアを切り拓いた体験、学校について思うこと、故・河合隼雄先生との出会いや物語論など、この本には小説家村上春樹の生きる姿勢、アイデンティティーの在り処がすべて刻印されています。生き生きと、真摯に誠実に――。
目次
第一回 小説家は寛容な人種なのか
第二回 小説家になった頃
第三回 文学賞について
第四回 オリジナリティーについて
第五回 さて、何を書けばいいのか?
第六回 時間を味方につける──長編小説を書くこと
第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み
第八回 学校について
第九回 どんな人物を登場させようか?
第十回 誰のために書くのか?
第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア
第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出
あとがき
「MONKEY」大好評連載の<村上春樹私的講演録>に、
大幅な書き下ろし150枚を加え、
読書界待望の渾身の一冊、ついに発刊!
文庫本も発売されてました!
Facebookコメントはこちらにお願いいたします