7月「文月」はどんな月か?夏の夜空に願いを込めて7月の行事、イベント、暦を知ろう!

7月文月とはどんな月なのでしょうか?
まだ、残暑が続くものの、旧暦では秋を迎える文月!
七夕や盆踊りなどの年中行事が続き、暮らしがいつになく華やぎます。
残暑に負けないために体力をつけたい時です。
7月 文月(ふみつき)

街でも郊外でも、夏の行事が行われる時期です。
風物詩となる祭りの多いころでもあり、本格的な夏の到来を感じさせます。
7月の行事
山開き、海開き

7月1日など
神が宿るとされた山に登ることを禁じてきた日本では、山開きでその禁が解かれます。
海開きは信仰とは関係なく、海水浴シーズンの到来です。
祇園祭(ぎおんまつり)

7月1日〜約1か月(旧暦6月7日〜14日)
1か月にわたる京都の八坂神社の祭礼。
特に16日の宵山、17日の山鉾巡行、神輿渡御が有名で、「コンチキチン」の祇園獅子でめぐります。
入谷朝顔祭り(いりやあさがおまつり)

7月6日〜8日
東京入谷の鬼子母神境内とその付近に、およそ12万鉢もの朝顔が並びます。
江戸時代から続く、東京下町の夏の風物詩です。
七夕(たなばた)

7月7日
七夕は牽牛星(けんぎゅうせい)と織女星(しゅくじょせい)が年に一度、7月7日にだけ会うことが許されているという中国の伝説と、日本書紀に登場する日本の「棚機津女」の伝説が結びついて定着しました。
七夕の由来で私が聞いたことのある話しがあります。
織姫と彦星は大変な働き者で、神様が「よしこの二人を結婚させてやろう」とした。
結婚させればより働くだろうと神様は考えたわけですね。
しかし、結婚してから怠け者になり、神様はお怒りになり二人を引き離して、真面目に働けば一年に一度は会わせてやろうとなった。
という話です
うん面白い!
小暑(しょうしょ)

7月7日ころ
この7月7日は小暑、暑さがどんどん強くなっていくという意味。
このころから暑中お見舞いを出し始めます。
ほおずき市

7月9,10日
各地寺社の市が立ちますが、「四方六千日」の縁日に多くの露店が並ぶ、東京浅草が有名です。
ほおずきの実を水で飲めば、「大人は癪を切り、子どもは虫の気を去る」と言われてました。
四方六千日(しまんろくせんにち)

7月10日ころ
京都の清水観音、東京浅草寺や護国寺などの観世菩薩像の結縁日です。
この日に参詣すると4万6000日分の功徳があると言われています。
そこから「四方六千日」と呼ばれています。
海の日(うみのひ)

7月第3月曜日
「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う」日として、1996年から始まった国民の祝日です。
こんな由来があったとあなたはご存知でしたか?
ただ祝日が増えてよかったと当時私は思ってました(笑)
大暑(たいしょ)

7月23日ころ
夏の暑さが最も極まるころ。
夏バテを防止するため昔から鰻を食べて精をつける風習があります。
お中元

中国では、1、7、10月の15日を上元、中元、下元の三元といい、特に中元には感謝の気持ちを込めて近所に品物を配る習慣がありました。
これが日本に伝わり、物を贈り合う文化とし定着しました。
お盆ぐらいまでに送るのが一般的です!
文月の名句

七夕のみな冷え冷えと供物なり(飯田蛇笏、いいだだこつ)
新暦の七夕では難しいですが、旧暦では秋を感じ始める初秋。
七夕の日にひんやりした風を感じながら読んだ句
七夕や秋を定むる夜のはじめ(松尾芭蕉)
七夕の夜は空が澄んで星がまたたき、秋の確かな訪れを感じさせる様を詠んだ句
文月には、中国の伝説から生まれた七夕や、先祖の霊を迎えて供養するお盆といった様々な行事があります。
本能寺の変(ほんのうじのへん)

有名な本能寺の変が起きたのは、旧暦の1582年6月2日、新暦でいうと7月あたりでしょうか?
もし織田信長が生きていたら、その後日本がどう変わっていったのかと思ったのは私だけではないのでは!
せめて長男信忠だけでも生きていたら、徳川家康まで討たれていたらと想像は果てしないですね(笑)
本能寺の変(ほんのうじのへん)は、天正10年6月2日(1582年6月21日)、明智光秀が謀反を起こして京都の本能寺に宿泊していた主君織田信長を襲撃した事件である。
信長は寝込みを襲われ包囲されたのを悟ると、寺に火を放ち自害して果てた。信長の嫡男で織田家当主信忠は、宿泊していた妙覚寺から二条御新造に退いて戦ったが、やはり自害した。
2人の非業の死によって織田政権は崩壊し、天下人となった光秀であったが、中国大返しで畿内に戻った羽柴秀吉に山崎の戦いで敗れて、僅か13日後に光秀もまた同様の運命を辿った。この事件は戦国乱世が終息に向う契機となったので、戦国時代における最後の下剋上とも言われる。
光秀が謀反を起こした理由については、定説が存在せず、「日本史の謎」「永遠のミステリー」などと呼ばれ、様々な人々が多種多様な説を発表している。
出典:ウイキペディア
7月(しちがつ)はグレゴリオ暦で年の第7の月に当たり、31日ある。
日本では、旧暦7月を文月(ふづき、ふみづき)と呼び、現在では新暦7月の別名としても用いる。文月の由来は、7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるからというのが定説となっている。しかし、七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にはないものである。そこで、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」の意であるとする説もある。また、「秋初月(あきはづき)」、「七夜月(ななよづき)」の別名もある。
英語での月名、Julyは、ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)からとられた。カエサルは紀元前45年にユリウス暦を採用するのと同時に、7月の名称を「5番目の月」を意味する “Quintilis” から自分の家門名に変更した。なお、8月の英名 August はアウグストゥスにちなんでいる(ギリシャ語で Αύγουστος は8月を表す)。詳細は8月を参照。
異名
おみなえしづき・をみなえしづき(女郎花月)、けんしんげつ(建申月)、しんげつ(親月)、たなばたづき(七夕月)、とうげつ(桐月)、ななよづき(七夜月)、はつあき(初秋)、ふづき(七月・文月)、ふみひろげづき(文披月)、めであいづき(愛逢月)、らんげつ(蘭月)、りょうげつ(涼月)
「7」や「七」は「しち」の他に「なな」とも呼称するが、歴史的には「しち」の方が古い。これらの経緯から日本では伝統的に「しちがつ」と呼称されてきたが近年では「1月(いちがつ)」と聴き違うという理由から、わざと「なながつ」と呼称する者が若者を中心に増えてきており、政府の公式発表時においても「なながつ」と呼称することがある。7月の季語
七月・水無月・山開・海開・半夏生・夏菊・蝦夷菊・百合(山百合・姫百合・鬼百合・白百合・鹿の子百合・鉄砲百合・黒百合・車百合・早百合・百合の花)・月見草(待宵草)・合歓の花・ 梅雨明・青田・雲の峰(入道雲)・雷(いかづち・はたたがみ・雷鳴・雷神・遠雷・落雷・雷雨・ 日雷・夕立(ゆだち・白雨・夕立雲・夕立風・夕立晴)・スコール・虹・夏霧(じり・夏の霧)・ 夏館・夏座敷・夏炉・扇(扇子・白扇・絵扇・古扇)・団扇・蒲筵・花茣蓙・ハンモック・日除・ 日傘 (ひからかさ・パラソル)・サングラス・天道虫・玉 虫・金亀虫・髪切虫・甲虫・毛虫・ 青葡萄・青唐辛・青鬼灯(青酸漿)・朝顔市・鬼灯市・夏の山・富士詣・登山(山登・登山宿・ 登山小屋・登山口)・キャンプ(キャンピング)・バンガロー・岩魚・雷鳥・雪渓・雲海・ 御来迎(ごらいこう)・赤富士・瀧・泉・清水(岩清水・山清水・苔清水)・滴り・ 涼し(朝涼・夕涼・晩涼・夜涼・涼風)・露涼し(夏の露)・浴衣・白絣・甚平・ 汗(玉の汗・汗の玉・汗みどろ・汗の香・汗水・汗ばむ)・ハンカチーフ(ハンカチ・汗ふき・汗拭い)・白靴・籠枕・噴水・露台・川床(ゆか)・納涼(すずみ)・端居・打水・散水車・行水・髪洗ふ・夏の夕(夏夕なつゆうべ)・夏の夜(夜半の夏) ・夜店・箱釣り・夏芝居・水狂言・袴能・燈涼し(夏の燈)・夜濯・夏の月(月涼し) ・外寝・ 夏蜜柑・早桃・パイナップル・バナナ・マンゴー・メロン・瓜(白瓜・浅瓜・瓜畑) ・瓜番・胡瓜・ 胡瓜もみ・瓜漬・冷素麺・冷麦・冷し珈琲(アイスコーヒー)・麦茶・振舞水 ・砂糖水・飴湯・氷水・ アイスクリーム・ラムネ・ソーダ水・サイダー・ビール(ビヤガーデン・生ビール) ・甘酒・焼酎・ 冷酒・水羊羹 ・心太・葛餅・葛饅頭・白玉・蜜豆・茹小豆・冷奴・冷汁・氷餅・干飯・ 飯饐る・鮨・ 夏料理・船料理・水貝・沖膾・泥鰌鍋・醤油作る・扇風機・冷房(クーラー)・風鈴・ 金魚・金魚売・ 金魚玉 (金魚鉢)・箱庭・松葉牡丹・松葉菊・水遊・水鉄砲・水からくり・浮人形・水中花・ 花氷(氷柱)・冷蔵庫・氷室・閻魔参(7月16日は閻魔王の賽日である)祇園祭(京都八坂神社の祭礼。祇園会・二階囃・祇園囃・御輿洗・鉾立・宵山・宵飾・鉾町・ 宵宮詣・鉾の稚児) ・博多山笠(福岡市櫛田神社の例祭。山笠・飾山笠・追山笠)・盛夏(炎帝) ・浅曇・日盛・炎天・昼寝・日向水・片陰・西日・夕焼・夕凪・極暑(大暑)・旱(ひでり)・ 草いきれ・ 田水わく・水番・水喧嘩・日焼田・雨乞・喜雨・夏の雨・蝉(蝉時雨・油蝉・みんみん・初蝉)・ 空蝉(蝉の抜け殻のこと・蝉の殻)・日焼・夏の海・船遊・ボート・ヨット・プール・泳ぎ・海水浴・海水着・海月・夜光虫・船虫・海女・天草取・荒布・昆布・布海苔・浜木綿・ 避暑(避暑の旅・ 避暑客・避暑の宿)・夏休・帰省・林間学校・土用(土用入・土用明)・ 暑中見舞・虫干・紙魚・ 梅干(梅漬・梅干す・干梅)・土用浪・土用芽・土用鰻・土用蜆・暑気払ひ・ 梅酒・香水・汗疹・ 水虫・暑気あたり・水あたり・夏痩・寝冷・夏風邪・コレラ・赤痢・マラリア・ 日射病・川開 ・野間追祭(福岡県相馬市の中村神社、原町市の太田神社、小高町の小高神社の三社合同の祭)天神祭(菅原道真を祀る大阪天満宮の祭礼)・青柿・青林檎・青胡桃・胡麻の花・綿の花・夕顔・蒲・蒲の穂・布袋草・水葵・睡蓮・蓮・茗荷の子・新藷・若牛蒡・トマト・茄子・鴫焼・茄子漬・蘇鉄の花・仙人掌・月下美人・ダリヤ・向日葵・胡蝶蘭・風蘭・緯紅草・日日草・百日草・千日紅・ハマナス・破れ笠・野牡丹・麒麟草・虎杖の花・花魁草・鷺草・えぞにう・岩煙草・駒草・百日紅・ ハイビスカス・ブーゲンビリヤ・秋近し・夜の秋・晩夏・佃祭(東京佃島の住吉神社の祭礼)7月の年中行事
七月初旬 – 氷室(北陸地方、特に石川県)
7月1日 – 海開き
7月1日 – 富士山山開き
7月4日 – 独立記念日(アメリカ合衆国)
7月7日 – 七夕(日本)
7月7日 – ポニーテールの日
7月13日 – みたままつり(靖國神社)
7月14日 – 革命記念日(フランス)
7月15日 – 博多祇園山笠(博多)追山
7月17日 – 祇園祭(京都)山鉾巡行
7月25日 – 天神祭(大阪)船渡御
7月第3月曜日 – 海の日(日本)
7月第3土曜日 – 勤労青少年の日(日本、勤労青少年福祉法(昭和45年5月25日法律第98号)第5条で定められている)
7月最終土曜日 – 隅田川花火大会
出典:ウイキペディア
この記事は下記の本を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
旧暦で今をたのしむ「暮らし歳時記」
松村 賢治 (著)
旧暦を暮らしを取り入れて、季節の変化を楽しむための手引き書。季節ごとの行事や植物、食べ物、遊びなどを豊富なイラストで紹介する。
季節のうつろいを五感で味わい、心も体も豊かになる旧暦暮らしのすすめ!
桃の節句なのに桃が咲いていなかったり、七夕が梅雨の時期なのは、新暦に変わったから。もともとは行事食には旬の食材が使われ、あしらいにもその季節の植物が使われていました。旧暦を知ることで、日本の行事と四季が身近になります。
暦のある暮らし
松村賢治 (著)
暦の見方や暦を暮らしに生かす術を、昔の人に学び、生活に賢く取り入れる方法。旧暦時代から現代までつながる暦の見方がわかる。
旧暦から学ぶ季節の行事
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